The法然

浄土宗報恩明照会さんの機関誌「The 法然」に連載されている
童門冬二さんの小説「人間法然」の挿絵を描かせていただいております。







ちゃんと仏教関係の絵も描いておりますよ(^^)

法然上人の伝記なのですが、
「法然上人はいかにして聖人となったか」
という視点で描かれています。
なので今はまだ普通の少年(頭はいいみたいですが。さすがに)。
お父さんの仇討ちの衝動にかられたり、
自分の運命を呪ったりしていてます。
不安定な現代に生きる、
若い人たちの共感を得られるんじゃないでしょうか。
先日読んだ「法然と秦氏」という本もそうですが、
いろいろな視点から法然上人のことを研究もしくは語ることは、
いいことだと思うんですが、どうでしょう。

この「The 法然」という本、
他にも「北九州ホームレス支援機構」を取材した記事や
若い世代が上田紬を伝承している「小岩井紬工房」の記事など、
よく取材されております。
カラーページが多くてきれいだし、ぜひご一読。

浄土宗報恩明照会

日本の神様事典



日本の神様描かせていただきました。
とか言うと、大概の人が、えっ、いいんですか?
と聞き返してくるんですが、
いいんです。
神様と仏様は昔から仲良しなんです。
明治時代に無理矢理仲を引き裂かれてしまったんですが、
その昔はだいたい一緒にお祀りしてたんですね。

でも、お話が来たときは、
僕でいいんですか?と自分でも思いましたけど(^^)。
参考に見せてもらった神様カード(そんなのがあるんですねえ)の
絵の作者の人はいわゆる「感じる」人で、
とってもシンボリックで美しい神々を描かれていたんですが、
僕にはまるっきりそういう素養はありません(^^)。

もともと日本の神様たちには、形が無く、
昔の絵などみても、マチマチです。
仏像は、その辺きっちり形が決められているんですが。
なので、神様に形を与えるのは描く人の感性に
まかされる部分が大きいのですが、
そんな恐れ多い事、なかなかできない。
「感じる人」なら、降りてきたまま形をとらえて描けばいいので
楽なんでしょうけど(楽じゃないか^^;)。
僕としては、デザイン的解釈(絵解きですね)で描くしかないのですが、
お一柱ずつじっくり考える時間もなく。
年末、わーっと描き上げました。

でも返ってそれがよかったかもしれません。
いらんコト考えてる暇がなかったので、
頭を通さず、描けたような。
それは、「降りてくる」に近い状態と言えなくもないかな、と。
「よく描けたナ〜」、というよりは、
「よく来てくれたナ〜」という感じです(間に合って、よかった^_^;;)

タジカラオノミコト

天岩戸を開けた方。お相撲さんの始祖。

コノハナサクヤヒメ

お名前からして美しい。天孫降臨第一代のニニギノミコトが
一目惚れしてゴールインしてしまった元祖日本美人(神)。
富士山の神様でもあります。

イワナガヒメ

コノハナサクヤヒメと双子のお姉さんで、
一緒にニニギに嫁ぎますが、
容姿のことで気に入られず、
里に帰されてしまうという、可哀想な方。
まったく、男ってヤツは!!

ヤマトタケルノミコト

日本神話中、最も美しく、戦上手で、悲劇の神。
日本人の「判官びいき」の元祖ではないかと
にらんでおりますが、どうでしょうか。

と、こんな調子で日本の神様、83柱(神様は「柱」数えるんですね)
で描いてます。

幸せが授かる 日本の神様事典 マイコミ刊

主水死す!!



中学生の頃から、
中村主水のような大人に
イヤ、おっさんになりたかった。


春と思えば夏が来て
夏と思えば秋が来て
所詮最後は寒い冬

こうなったら必殺仕事人BOX買おう!
いや、仕置人からはじめるべきか…

坂本さんを描く



京都では、
坂本龍馬ばやりのようで、
坂本さんを描く機会が増えています。

坂本さんといえば、
僕も10代後半から20代前半位まで
はまっておりまして、
友達と土佐まで車を走らせ桂浜で一升瓶を呑む、
みたいな恥ずかしいコトもしたことがあります(赤面)。

当時いろいろ見たり読んだりしたんですが、
結局、司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」あたりがオーソドックスで、
他は似た感じなような気がして、
いつのころからか「竜馬かぶれ」も終了しました。
まあ、ハシカみたいなものですかね。

今のNHKの「龍馬伝」も見ておりますが、
もはや福山龍馬よりは、
児玉清さんに自分を重ねてしまったりして
もうだめですな(^^)。

ちなみに「龍馬伝」は昔
武田鉄矢がテレビのスペシャルドラマでやってた
「幕末青春グラフティ 坂本龍馬」の
「いい人系」龍馬に近いような気がしますが、どうでしょう。
僕としては原田芳雄さんの「龍馬暗殺」の
「無頼系」龍馬も好きなのですが。
「猫が木の上に上っておりられない時は、その木ごと切ればええがよ」
みたいな事言ってたように思います。カッコイイ。

まあ、何にしろ坂本さんを描く機会が増えたのはうれしいなあ。
上の絵は今月号の「月刊京都」表紙。龍馬特集。
龍馬のアップはよそでもよく見かけるので、
龍馬のいる風景を描いてみました。



伏見寺田屋に潜伏中の坂本さんと同志の人(桂さんか?)。
おりょうさんがお酒はこんできてます。



そこへ伏見の薩摩藩邸に入るべく伏見港から上陸した
西郷さんら薩摩藩士。

坂本さんと同行している同志の人が桂さんなら、
薩長同盟締結の直前なのかもしれませんね。
今、気がつきました。

その他、昨年末は
「らくたび文庫」の「幕末龍馬の京都案内」のカットを描いたり、
新京極の化粧品屋さん「左り馬」さんのオリジナルあぶらとり紙で
龍馬とおりょう2ショット描いたり。
後、今聞いているので
新京極の今年の春の看板絵は龍馬でいくことになったし、
他にもちょこちょこありそな予感です。




落語キッチン



昨年末より、
webちくまで連載されている
柳家さん喬師匠のコラム「落語キッチン」の
表紙絵と挿絵を描かせていただいております。

僕自身は落語というものに疎い方だったのです。それが
まわりに落語好きの人が多かったり、
落語の祖のお寺や岐阜の学生落語選手権の
ポスターを作らせてもらったり、
うちの奥さんが落語にハマって、今やすっかり通だったり(^^);
とだんだん距離が狭まっていき…

ついに、落語家さんのコラムの挿絵まで描かせていただくことに。
ここまでくると、何か強いご縁を感じざるを得ません。
前世はきっと、落語家さんの手ぬぐいか、扇子かなにかだったのではないか。
(道理で起用になんでも描きわけますな)

それも柳家さん喬師匠だったとは!
実はうちの奥さんが、落語遍歴の果てにたどり着いたのが、柳家一門の落語で。

1年程前、落語関係の書籍の挿絵を担当させていただくことになり、
その本に、さん喬師匠も関わっていらっしゃって、
(その本ももうすぐ刊行予定なので、また紹介しますね)
編集のFさんが引き合わせてくれたのです(ありがとうございます!!)。
お会いできるとも思っていなかったところに、うちのお寺まで来ていただき!
その際のうちの奥さんの驚き様といったら!!
一気に僕の株も上がりました(^^)
いや、イラストレーターやっててよかった。

さん喬師匠という方は、うわさ以上に気配りの方で、
それ以来東京の個展に(超忙しいにもかかわらず)来ていただいたり、
花をいただいたり、カードを購入していただいたり。
そしてその上、あろうことか、師匠はじめてのwebコラム連載に添える絵を、
師匠直々にご依頼くださったのでした!

もとより粗忽者の上にいいかげんな僕には、
絵を描く位しか、師匠のご好意にお返しできるすべもない。
師匠のコラムの邪魔にならない、でも読む人の調子をあげる出囃子のような絵を、
描いていけたらと思っております。

それにつけても、さん喬師匠の文章、味わい深い。良いですよ〜。

●webちくま 柳家さん喬「落語キッチン」
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